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尾獣の生い立ち
古の昔、死に際に会った大筒木ハゴロモ(六道仙人)は、
自身に封印していた十尾のチャクラを、
陰陽遁によって九つに分離して9体の尾獣をこの世に送り出します。
六道仙人との別れを惜しむ尾獣たち
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
9体の尾獣は、一尾から九尾までの尾の数で呼ばれますが、
それぞれの尾獣には、六道仙人によって付けられた本来の名前もあります。
- 一尾・守鶴
- 二尾・又旅
- 三尾・磯撫
- 四尾・孫悟空
- 五尾・穆王
- 六尾・犀犬
- 七尾・重明
- 八尾・牛鬼
- 九尾・九喇嘛
人柱力とは
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
尾獣それぞれが、強大なチャクラの塊であるため、
かつて、各隠れ里は、こぞって尾獣を確保し自里の軍事力拡大を試みます。
第四次忍界大戦を戦い貫き、語り合う尾獣たち
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
人柱力の始まりは、
初代火影・千住柱間が、九尾を倒して、妻・ミトに封印したのが始まりです。
その後、柱間は、七尾を除く7体の尾獣を捕獲しますが、
各里の力の均衡を保つことが平和へ繋がると信じ、捕獲した尾獣を各里に分配します。
しかし、人知を超えた尾獣の力を素で操ることはどの里もできず、
封印術で尾獣を人に封じ込めたうえで、そのチャクラを利用しようと試行錯誤します。
人柱力となった者は、体内の尾獣と共生することになりますが、
尾獣の膨大なチャクラを制御することは困難を極め、屡々、暴走し甚大な惨事を引き起こします。
そのため、人柱力となったものは、恐れられ里の人々から疎外されることも多く、
或いは、尾獣を狙う他里の略奪に対応するため国家機密として里に軟禁されることもありました。
現在、人柱力として尾獣と共生しているのは、
- 雲隠れの里のキラー・ビーと八尾・牛鬼
- 木ノ葉隠れの里のうずまきナルトと九尾・九喇嘛
…の二組だけです。
他の尾獣たちは、それぞれ思い思いの場所で暮らしているようです。
尾獣と人間の関係
尾獣たちは、人間の支配欲のために狩られ、封じ込められ…、
破壊の道具としてしか扱われないため、次第に人間に対する憎悪と不信の念を膨らませてゆきます。
こうした中でも、尾獣と心を通わせ共生したのが、
キラー・ビーと八尾・牛鬼のコンビで、この二人?の関係は非常に良好な信頼関係で結ばれています。
また、九尾・九喇嘛とナルトの関係も、当初は険悪なものがありましたが、
キラー・ビーと八尾と共におこなった亀島での修行以降、徐々に心を通わせるようになります。
その後、第四次忍界大戦の渦中、様々な出来事を通じて、
尾獣と対等な関係でいたいというナルトの気持ちが九喇嘛の心に通じ、良好な共生関係を築くようになります。
現在は、六道仙人の意向を受け、ナルトと九喇嘛が、各尾獣との寄合所のような役目を担っています。
一尾・守鶴(しゅかく)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
一尾・守鶴は、ファンキーで好戦的な性格、砂の体躯と狸の顔をしています。
何かにつけ、尾の数で優劣を語る九尾・九喇嘛とは、
互いを『バカ狐』『クソ狸』と呼び合っているような犬猿の仲でした^^;A
かつて、我愛羅が人柱力となり、
共生していましたが、その頃は必ずしも良好な仲ではありませんでした。
その後、第四次忍界大戦でマダラとの戦いで、
自分を友として扱うようになった我愛羅に心を許すようになります。
風遁・磁遁のチャクラ性質を持っており、風遁系の攻撃技を得意としています。
また、体の紋様が呪印の役目をし、磁遁と組み合わせて砂漠層大葬封印という封印術も使えます。
二尾・又旅(またたび)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
二尾・又旅は、お淑やかな口調で話しますが、
全身を青い高熱のチャクラで覆われ、獰猛な肉食獣の性格をしているようです。
強力な詰めを持つパンチと、
チャクラを練り込んだ強力な火炎を口から噴射するのが得意です。
三尾・磯撫(いそぶ)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
三尾・磯撫は、鋭い角と硬い甲羅に覆われた大人しい性格をした水生の尾獣です。
高速で泳ぎ、水面から高くジャンプする能力を持ち、
霧による幻覚を発生させ、高周波を発する咆哮で対象を粉砕する能力があります。
カカシ、オビトとスリーマンセルを組んでいた『のはらリン』は、
霧隠れの忍に拉致され、三尾の人柱力に仕立てられ、
木ノ葉の里で尾獣を暴走させる捨て駒として利用されそうになりました。
三尾の人柱力にされたリンは、彼女を助けるため敵地に乗り込み、
敵を攻撃するために放ったカカシの千鳥を、自らが受け自害することで霧隠れの企みを阻止します。
しかし、リンがカカシの千鳥で自害した瞬間だけを見たオビトは、カカシがリンを殺害したと勘違いします。
そして、この誤解が元でカカシを恨んだオビトは、
マダラの『月の目計画』に協力し、第四次忍界大戦への流れを進めることになります。
のはらリンを利用した木ノ葉潰しに失敗した霧隠れの里は、その後、四代目水影・やぐらが人柱力となり三尾を封印します。
その後、やぐらのの失踪・死亡後に三尾は自然の中で暮らしていましたが、暁のディダラとトビに捕獲され外道魔像に封印されます。
なお、現在は、他の全ての尾獣同様、自然の中で自由に暮らしていると思われます。
四尾・孫悟空(そんごくう)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
四尾・孫悟空は、尾獣の中でも特に自己主張が強く、熔遁系の攻撃が得意です。
第四次忍界大戦中、ナルトが尾獣たちと心を通わせる切っ掛けとなった尾獣です。
現在は、古巣の水簾洞に戻って暮らしていると思われます。
五尾・穆王(こくおう)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
五尾の名前は、穆王(ほうおう)と書いて『こくおう』と読むようです。
イルカと馬を併せた容姿をしており、
女性的で礼儀正しい性格の尾獣で、沸遁系の攻撃を得意としているようです。
六尾・犀犬(さいけん)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
六尾・犀犬は、くだけた口調で、打ち解けやすい性格、
なめくじの体躯にカエルの手足を持ち、体中がドロドロの粘液でおおわれています。
触れたものを瞬時に腐敗させるガスを吐き、
強アルカリ性の分泌液で敵を溶かす攻撃を得意としているようです。
七尾・重明(ちょうめい)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
七尾・重明は、幼少期は芋虫の形をしており、
カブトムシに似た姿で、自身をラッキーセブンと称するファンキーな性格の尾獣です。
七本の尾のうち六本が翅に変化し、空中を単独飛行することができる尾獣です。
八尾・牛鬼(ぎゅうき)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
八尾・牛鬼は、四本の角に人間の上半身、
八本のタコ足を持ち、思慮深く、高い知能を持つ尾獣です。
人柱力・キラー・ビーと深い信頼関係を築き、
ナルトとビーからは「八っつぁん」の愛称で呼ばれています。
ナルトの尾獣チャクラコントロールの修行に付き合ったのが切っ掛けで、
ナルトの性格を認めるようになり、ナルトが九尾・九喇嘛との関係を築けるようフォローをしてくれました。
第四次忍界大戦終了後、自らの意思で再びキラー・ビーの人柱力となり現在に至ります。
九尾・九喇嘛(くらま)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
九本の尾を持つ狐の姿で、尾獣の中で最強と言われています。
かつて二度(一度目はマダラの策略、二度目はトビの策略)木ノ葉の里を襲ったことがあります。
特に、二度目の木ノ葉の里襲撃は、当時、九尾の人柱力だった、
クシナ(ナルトの母)のナルト出産で、封印が弱った隙をトビに利用され暴走しました。
この時の暴走で、ナルトを襲った九喇嘛を庇った父母は死亡します。
陽の九喇嘛は、八卦封印で父母のチャクラと共にナルトに封印され、
残りの半分、陰の九喇嘛は、屍鬼封尽によって一度は父ミナトと共に封印されます。
その後、紆余曲折を経て、陰陽の九喇嘛ともナルトと心を通わせるようになります。
第四次忍界大戦の直後のサスケとの最後の戦いで、
陰の九喇嘛は、最後のチャクラをナルトに与えて眠りにつきます。
現在は、六道仙人の意向もあり、
九喇嘛は、ナルトの中で共存し尾獣たちの寄合所となっています。
十尾
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
十尾は、最強のチャクラを持つ全尾獣の集合体で、
この世界を循環している自然エネルギーそのものと言われています。
地震・雷・竜巻・洪水などの天変地異を、
広範囲にわたって引き起こす力をもち、国作りの神、チャクラの始まりと言われています。
十尾は、第一形態から第四形態までの変化形があります。
十尾の本来の姿は、神樹と呼ばれる巨木で、
頭頂部に蕾の中に輪廻写輪眼がある花がついた途方もなく巨大な大樹です。
かつて、六道仙人(大筒木ハゴロモ)は、十尾の人柱力としてその力を封印していました。
六道仙人は自らの死期を悟った時、十尾のチャクラを九つに分け、
九体の尾獣を生み出し、十尾の抜け殻(外道魔像)を封印石(月)に封印しました。
もし、月に封印された外道魔像を口寄せして、
外道魔像の中に九体の尾獣のチャクラを戻せば、十尾が復活、神樹が蘇ります。
まとめ
- 尾獣は、六道仙人が、十尾のチャクラをチャクラを九つに分けて生まれた。
- 九体の尾獣には、それぞれに六道仙人が付けた名前がある。
- 現在、尾獣の人柱力は、八尾・牛鬼&キラー・ビー、九尾・九喇嘛&ナルトの二人だけだ。
- 十尾の抜け殻・外道魔像に九体の尾獣を戻すことで十尾=神樹になる。
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