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BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERSTIONS!
いよいよ2017年4月からスタートしたアニメBORUTO!!
漫画版の方は、週刊少年ジャンプ 2016年23号から連載が始まっていますよね。
アニメBORUTOは、前作アニメNARUTOの世界観を前提にして、
前作の主人公ナルトとその仲間たちの子供が次世代の忍として成長してゆく過程の物語りです。
だから…
アニメNARUTOで明らかにされてきた知識があれば、アニメBORUTOを100倍楽しめますよね?
というわけで今回は、前作アニメNARUTO時代の情報などを詳しく迫っていきたいと思います!
この記事は、アニメBORUTOの進行に応じて、
ストーリーあらすじ・感想記事に補足として書いた内容をもとに随時更新していきますね。
アニメNARUTO・アニメBORUTOの世界観
忍の起源~大筒木一族の系譜
アニメNARUTO・アニメBORUTOの世界観での忍の起源は、
大筒木カグヤを倒したのちこの世界にとどまり忍宗を広めた大筒木ハゴロモが期限とされています。
異世界(宇宙?)から神樹を追ってこの世界に降り立った大筒木カグヤは、
次第にチャクラの力に溺れ、無限月読によって人々を奴隷のように支配していきます。
カグヤは、自分に逆らう人々は村ごとせん滅するなど、恐怖による統治を実施するとともに、
何者かの来襲(宇宙にいる大筒木一族?)を予見し、神樹の木の麓に10万体の白ゼツを用意していました。
さて、
カグヤには、大筒木ハゴロモと大筒木ハムラという二人の子がいました。
ハゴロモとハムラは、ガマ丸(カエルの仙人)との出会いをきっかけに、
母カグヤが行っている神樹のしきたりの真実に気付き、母の統治方法に疑問を持つようになります。
ハゴロモは、ガマ丸に頼み、ガマの里で仙術の修行を行い、これを身に付けます。
この頃、ハゴロモは、好意を寄せていた村人ハオリが、
母カグヤの定めた神樹のしきたりで生贄となったことを知り写輪眼も開眼します。
そして、カグヤの行いを止める決意をした二人は、
激闘の末、カグヤに打ち勝ち、カグヤと十尾の抜け殻外道魔像を月に封じ込めることに成功します。
カグヤとの戦いの後、弟ハムラは、
大筒木一族の長として、一族と共に月で外道魔像の監視にあたることにします。
余談ですが、ナルト、ボルトの時代に月に住む大筒木トネリは、ハムラの末裔なんですね。
忍界に残ったハゴロモは、
母カグヤによる神樹の影響で荒廃した世界を修復する旅にでます。
ハゴロモは、訪れた各地でチャクラは、
個々をつなげる力であると説く忍宗を広めるとともに、
チャクラの力で治療やパワーを発揮させる方法を伝えて歩きました。
この時、チャクラのことをハゴロモから伝え聞いた人々と、
後年、ハゴロモの遺志を継いだアシュラの教えに触れた人々が各地の忍の基礎になったのかも知れません。
さて、時が過ぎ死期が近づいたハゴロモは、
封印した十尾のチャクラを分離して、九体の尾獣としてこの世に生み出し住処を与えます。
ハゴロモには、大筒木インドラと大筒木アシュラという二人の子がいました。
死期を悟ったハゴロモは、忍宗の後継者として、アシュラを指名し、
アシュラは、千住一族の祖となり、そのチャクラは消えることなく転生を繰り返します。
現在は、千住柱間を経て、うずまきナルトに転生しています。
他方、忍宗の後継に選ばれなかったことを不服に思ったインドラは、
忍宗の撲滅とアシュラへの復讐を企てますが、アシュラとの戦いに敗北します。
インドラは、力を理想とするうちは一族の祖となり、
その死後もチャクラは消えることなく転生を繰り返します。
現在、インドラのチャクラは、マダラを経てサスケに転生しています。
なお、アシュラの転生者千住柱間とインドラの転生者うちはマダラの時代に、
うちは一族と千手一族が互いに歩み寄って協定を結び、木ノ葉隠れの里が創設されます。
しかし、この時は、うちはマダラに転生したインドラのチャクラは、
千住柱間に宿ったアシュラのチャクラとの和解をすることは叶わず、マダラがその後も暗躍することになります。
ハゴロモの死から1,000年の時を経た現在、
アシュラの転生者ナルトとインドラの転生者サスケの代になって…。
黒ゼツの暗躍で復活したカグヤを討伐したのち、
ナルトとサスケのし烈な戦いを経て、二人のチャクラは真の和解に達したと思われます。
こうして、カグヤとアシュラ、インドラの確執に端を発した争いは終結しましたが…。
カグヤが、神樹の木の麓に10万体の白ゼツを蓄えてまで警戒した、
異世界に住む大筒木の系譜に連なる者たちの襲撃リスクは、未だ解明されないまま残されています。
『大筒木一族』と『白ゼツ・黒ゼツ』については、
別途詳細をまとめた記事があるので、宜しかったらそちらもご覧くださいね。
アニメBORUTOの世界地図~忍界の五大国と世界情勢
アニメBORUTOの世界観は、アニメNARUTOの世界観を踏襲しています。
五大国にある五つの隠れ里を治める五影を中心にたくさんの小国が存在しています。
アニメBORUTOの背景となる世界情勢
前作、アニメNARUTOの世界では、
五大国が、周辺の小国を巻き込んで度々戦が繰り返される戦乱の世でした。
しかし、第四次忍界大戦で大筒木カグヤを倒すために、
五大国が忍連合としてまとまって以降15年の時を経て、現在は平和な時代を謳歌しているようです。
ただ、軍事技術の平和利用によって、
各国とも急速な経済成長を遂げるなかで、社会の歪みも大きくなってきているようです。
急速な経済性成長の過程で、市民の貧富の差も激しくなり、
また、軍事費削減の影響で職を失った忍たちが、辺境部での悪事を働くなどの社会問題も発生しています。
忍界の五大国と五影
木ノ葉TVに映る五影
引用元:TV東京 アニメ「BORUTO」
アニメNARUTO、アニメBORUTOの世界(忍界)では、
国を治める大名と隠れ里を治める里長は、相互に依存しながら独立した組織となっているようです。
国の国力は、軍事面では隠れ里の力に依存しており、
特に強い力を持つ5つの隠れ里のある五か国が五大国と呼ばれています。
そして、この五つの隠れ里の里長だけが『影』を名乗ることを許されています。
火の国・木ノ葉隠れの里
七代目火影 うずまきナルト
引用元:TV東京 アニメ「BORUTO」
初代火影、千住柱間が隠れ里のシステムを最初に考案した五大国最強の隠れ里です。
かつて、千住柱間が、九尾(九喇嘛)を打倒した際に、
同盟関係にあった渦潮隠れの里から封印術を教わり、
最強の尾獣九尾(九喇嘛)を人柱力に封印することで保有してきました。
その後、千住柱間は、七尾(重明)を除く他の七体の尾獣も捕獲し絶大な軍事力を持ちます。
しかし、千住柱間は、第一回の五影会談の折に、
各国の力の均衡を保つことで平和を保つという理念の元、
他の四大国に尾獣を分け与え、木ノ葉の里には九尾(九喇嘛)一体を残しました。
代々の里長は、火影を名乗り、現在の火影は七代目となります。
主人公うずまきボルトの父で、
九喇嘛の人柱力でもあるうずまきナルトが七代目火影を務めています。
風の国・砂隠れの里
五代目風影 我愛羅
引用元:TV東京 アニメ「BORUTO」
国土の大半が砂漠地帯にあるため、経済的には厳しい国のようです。
砂隠れの里の里長は、代々風影を名乗り、現在は我愛羅が五代目風影を務めています。
我愛羅は、元一尾守鶴の人柱力でしたが、暁戦でディダラによって尾獣を引き剥がされました。
うずまきナルトとは、様々ないきさつを経て硬い友情で結ばれる仲で、
我愛羅の姉テマリは、奈良シカマルに嫁ぎ、シカダイの母として木ノ葉隠れの里に住んでいます。
水の国・霧隠れの里
六代目水影 長十郎
引用元:TV東京 アニメ「BORUTO」
気候的に深い霧に覆われた島国です。
霧隠れの里の里長は、代々水影を名乗り、現在は長十郎が六代目水影を務めています。
かつては、漁業を中心とした貧しい閉鎖的な里で、
四代目水影やぐらの統治時代は、血霧の里と呼ばれていました。
最初の五影会談で三尾(磯撫)と六尾(犀犬)の所有権を得ます。
しかし、六尾の人柱力だったウタカタは、抜け忍となったのち暁に殺され、
三尾の人柱力だった四代目水影やぐらも、暁に利用されたのち死亡したため尾獣を失います。
血継限界を疎む風土があり、
忍刀を操る霧の忍刀七人衆が里の実力者とされてきた歴史があります。
現在では、観光と物流事業を中心とした豊かな国となり、
ボルトたちの代でアカデミーの歴史上初めての修学旅行先に選ばれました。
なお、鬼灯水月の出身である鬼灯一族や
氷遁の術を操る雪一族は、霧隠れの里に住む一族です。
新忍刀七人衆
- 干柿屍澄真:大刀・鮫肌 新・忍刀七人衆のクーデターの首謀者、水遁使い。
- 黒勘文淡:雷刀・牙 きれいな顔立ちのくノ一。黒鋤雷牙の娘、雷遁使い。
- 鬼柚子一朗太:爆刀・飛沫 ギザギザの歯で色白の肌、黄色い髪の忍
- 尾道八朔:断刀・首切り包丁 ギザギザの刃で色黒の肌にアフロヘアー、栗色の髪の毛の忍
- 蛇苺:長刀・縫い針 背が低く、なんとなく林檎雨由利に似ている?くノ一
- 笛吹巨蜂:鈍刀・兜割 禿げ頭で目の周りにクマのある大男
- 枸橘かぐら:双刀・ヒラメカレイ 四代目水影やぐらの末裔
新・忍刀七人衆は、干柿屍澄真が首謀者となって、
霧隠れの里をかつての血霧の里に復活させようと発足したグループです。
干柿屍澄真のバックには、各里のバランスを崩して、戦争状態を造り出し、
戦乱の混乱状態のなかで領土拡大を画策する大名所縁の者たちが付いていました。
干柿屍澄真は、四代目水影やぐらの末裔、
枸橘かぐらの弱みに付け込みメンバーに引き込むことで、
現状に不満を抱えている忍を抱き込み扇動する計画を立てました。
しかし、修学旅行で、
霧隠れの里を訪れたボルトたちの活躍で干柿屍澄真の計画は失敗に終わります。
鬼灯水月と忍刀七人衆との関わりについて
鬼灯水月は、霧隠れの里の出身で、実は二代目水影鬼灯幻月の末裔なんです。
水月には、霧隠れの里の上忍で、鬼灯満月という名の兄がいました。
兄満月は、忍刀七人衆になることを夢見て過酷な修行と任務をこなし、
七振りの忍刀すべてを操ることができる唯一の忍になりますが志半ばで他界しました。
そして水月は、亡くなった兄の思いを受け継ぎ?
散逸した忍刀を集めて忍刀七人衆を復活させ、そのリーダーとなる野望を持つようになります。
かつての水月は、ズバ抜けた戦闘能力と、
残忍な戦闘スタイルから鬼人再不斬の再来と恐れられたほどの忍でした。
しかし、経緯は不明ですが…、
水月は、鬼灯一族の水化の術に目を付けた大蛇丸に実験体として囚われます。
そして、大蛇丸のアジトに捉われていたところをサスケに解放され、
その後は、蛇(鷹)のメンバーとしてサスケ、香燐、重吾と行動を共にするようになります。
蛇(鷹)時代の水月は、再不斬の墓から持ち出した断刀・首切り包丁を使っていた時期があります。
水月は、第四次忍界大戦の後半から、
鷹のメンバーとしてサスケの意向で大蛇丸と行動を共にし、忍連合軍に組して戦います。
そして、戦後は、大蛇丸のアジトで元鷹(蛇)のメンバー香燐、重吾とともに暮らしているようですね。
水月にしてみれば、忍刀七人衆に相応しい忍びって…
兄満月をはじめとした百戦錬磨のつわものが持ってこそ!
…っていう想いがあるのでしょうね。
枸橘かぐらの祖父、四代目水影やぐらはどんな人物だったの?
枸橘かぐらの祖父やぐらは、三尾(磯撫)の人柱力でした。
非常に優れた人柱力で、尾獣を完全にコントロールできた数少ない人柱力の一人でした。
しかし、水影に就任したやぐらは、暁のトビの写輪眼の瞳術に操られ完全に傀儡化してしまいます。
そして、トビの意のままに操られ、
後世にまで血霧の里と呼ばれるほどの恐怖政治の時代を築いてしまったのです。
つまり…
残忍な恐怖政治は、やぐら本来の性格から生じたことではなく、トビの仕業なんですよね。
やぐらは、後に青が手に入れた白眼の瞳力で、トビの瞳術から解かれ本来の自分を取り戻します。
正気を取り戻したやぐらは、暁を倒すべく追忍部隊を引き連れ戦闘に出向き、
霧隠れの抜け忍で忍刀七人衆の枇杷十蔵と、サラダの父サスケの兄うちはイタチとの戦闘になります。
十蔵を討ちとったやぐらは、あと一歩のところまでイタチを追い詰めますが、
いたちが発動した天照の術に敗れ、意識を失ってしまいます。
この戦闘以降、やぐらは行方不明となり、
水影の消息を失った霧隠れの里は、五代目水影として照美メイを立て里の立て直しを図ります。
その後、いずれかのタイミングでトビに三尾(磯撫)を引き剥がされたやぐらは死亡します。
ボルトの父ナルトは、第四次忍界大戦で穢土転生したやぐらと精神世界で対面したことがあります。
ナルトが対面したやぐらは、本来の性格をよく表していると思われますが、
明るく、少々無邪気なところもある好青年で、決して残忍な性格の持ち主ではありませんでした。
恐怖政治がやぐらの性格のなせる業ではなく、
やぐら自身も残忍な人格ではなかったとしたら、やぐらの呪縛は成り立ちませんよね?
土の国・岩隠れの里
四代目土影 黒ツチ
引用元:TV東京 アニメ「BORUTO」
地形的に岩山の多い里のようです。
岩隠れの里の里長は、代々土影を名乗り、現在は黒ツチが四代目土影を務めています。
最初の五影会談で、四尾(孫悟空)と五尾(穆王)の所有権を得ますが、早い時期に尾獣を失ったようです。
第三次忍界大戦では、木ノ葉隠れの里と熾烈な戦闘を繰り広げた歴史があります。
特に神無毘橋の戦いは有名で、
その後の忍界の歴史の流れに大きく影響を与えるきっかけを作りました。
この戦いで、波風ミナト班に所属していたはたけカカシが、初めてスリーマンセルの指揮を執ります。
しかし、岩隠れの忍に捉われたのはらリンを救出する際にうちはオビトが岩に潰されてしまいます。
カカシは、瀕死のオビトの意思で、上忍昇格祝いとしてオビトの写輪眼を貰い受け、
オビトの遺言として、リンを守ることを託され、約束します。
しかし、後日、のはらリンは、霧隠れの里の忍に捕らわれてしまいます。
霧隠れの里は、三尾(磯撫)を仕込んだリンを木ノ葉隠れの里に送り、三尾(磯撫)を里で暴走させようとします。
リンは里を守るためにカカシが、
リンを敵から救い出すために放った雷切を自分で受けて死亡します。
神無毘橋の戦いで瀕死だったオビトはマダラに助けられ、
リンが、カカシの放つ雷切で死亡する瞬間を目撃してしまいます。
このできことが、オビトの心を大きく動かし、
マダラの月の目計画に賛同する要因となり、暁の事件、第四次忍界大戦へと繋がっていきます。
雷の国・雲隠れの里
五代目雷影 ダルイ
引用元:TV東京 アニメ「BORUTO」
地形的に高山などの山脈地帯の多い里のようです。
また、巨大な老亀・ゲンブを移動式の孤島として保有しており、
この孤島に住む巨大で獰猛な動物たちと共に人柱力の訓練施設として活用しています。
雲隠れの里の里長は、代々雷影を名乗り、現在はダルイが五代目雷影を務めています。
かつては、雷影はエーの称号を継承し、
補佐役は〇〇ビーの称号で統一していましたが、ダルイはエーの称号は用いてないようです。
最初の五影会談で二尾(又旅)と八尾(牛鬼)の所有権を獲得しています。
それ以降、優れた尾獣管理技術を磨いてきましたが、
暁の飛段と角都に二尾(又旅)の人柱力二位ユギトを殺害され失っています。
かつては、他国の術を集めるため背信的行為をもいとわないため他国との諍いの多い国でした。
しかし、第四次忍界大戦では、忍連合軍の本部の設置場所となり、
ナルトが九尾(九喇嘛)の人柱力として覚醒するための訓練に積極的に協力しています。
なお、雲隠れの里出身のカルイは、
秋道チョウジに嫁ぎ、チョウチョウの母として木ノ葉隠れの里に住んでいます。
アニメBORUTO・アニメNARUTOの忍術・武器などの補足
瞳に宿る力~血継限界と瞳術
アニメBORUTO・アニメNARUTOには、
誰もが修行で身に着ける訳にはいかない特殊能力を持つ忍がいますよね。
血継限界とは
特定の一族の血統の者しか会得できない特殊能力または体質を血継限界と言います。
血継限界の代表例は、うちは一族の写輪眼のように、
特定の一族の血統の者が、一定の条件を満たしたときに発現するものです。
例えば、写輪眼であれば、写輪眼を移植することで、
血統の者でなくても写輪眼を使えるようになりますが、代償として極度のチャクラ消耗が伴います。
他方、二つ以上の性質変化を伴う血継限界は、鍛錬次第で血統の者以外でも使えるようになる場合があります。
遁術系の能力が、このケースに該当するとされています。
三大瞳術とは
アニメBORUTO・アニメNARUTOで活躍する忍達の瞳術ですよね。
瞳術は、特定の血統の一族の眼球に宿る力を利用した忍術で、
写輪眼、白眼、輪廻眼の三種類の瞳術を三大瞳術と呼ばれています。
瞳術は、眼球を移植することで、血統外の者も用いることができますが、
その代償として著しいチャクラの消耗を強いられることになります。
写輪眼
うちは一族の血継限界で、うちは一族の者が、
大きな愛の喪失や失意にもがき苦しんだ時に発眼されます。
発眼当初の第一段階は、文様は一つで動体視力の著しく向上しますが、
術者が成長するにつれ紋様が最大三つに増え、使える能力も多様化します。
写輪眼の能力の代表的なものは、
血継限界でない体術・幻術・忍術のコピー能力、
チャクラの流れを形として視認し、性質を色で見分ける能力、
相手を幻術や催眠に掛ける能力があります。
また、写輪眼を有する者が、最も親しい者の死を体験し、
それに対する深い悔恨や悲しみを抱いたとき、万華鏡写輪眼を開眼します。
万華鏡写輪眼は、全ての写輪眼を凌駕する瞳力を誇り、開眼した人物によって固有の紋様が現れます。
但し、万華鏡写輪眼は、使用するほどに失明のリスクが増大します。
一族の他者の万華鏡写輪眼を移植することにより、
永遠の万華鏡写輪眼を得ることができる場合があります。
永遠の万華鏡写輪眼を得た者は、万華鏡写輪眼の失明リスクを回避することができます。
万華鏡写輪眼を開眼した者は、
その術者により、天照、神威、月読、別天神、須佐能乎などの術を使えるようになります。
白眼
日向一族の血継限界で、発動時はこめかみに血管が大きく浮き出します。
発眼すると、第二胸骨の真後ろ以外の全方位を見渡す能力、
数キロ先まで透視する能力、物体の透視が備わり、チャクラの経路や性質を視認できます。
瞳力の強い者は、点穴を含めた経絡系統の全てを見通すことができます。
日向一族の遠戚者や、他の血統が強い者は、片目だけに白眼を発眼するケースもあります。
輪廻眼
三大瞳術の中で、最も崇高にして最強の瞳術とされています。
永遠の万華鏡写輪眼を開眼したインドラの転生者が、
アシュラの転生者のチャクラを取り込むことで開眼すると言われています。
輪廻眼を開眼すると、写輪眼としての能力を失う代償として、
全ての性質変化を操ることが可能になるほか、
地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道・外道の六道の術を使えます。
輪廻写輪眼
波紋様のうえに写輪眼の勾玉模様が浮かぶのが特徴で、写輪眼と輪廻眼の両方の瞳力を使えます。
瞳力を消耗すると普通の輪廻眼に戻りますが、チャクラが回復すれば戻ります。
サスケは、輪廻写輪眼に宿った天手力の術を用いて、カグヤが天之御中で移動した空間を調査しています。
転生眼
開眼条件は今一つはっきりしませんが、
煌きがかった水色の瞳に万華鏡写輪眼のような模様があり、瞳の中央に黒い点があります。
大筒木ハムラの直系の子孫か、ハムラのチャクラを所持した者しかダメージを与えることができず、
触れたもののチャクラを吸収する力を持つと言われています。
転生眼を持つ大筒木トネリは、
大きな竜巻を起こしたり、巨大なチャクラ刀で、月を両断する力を発揮しました。
淨眼~うずまきボルトの右目
うずまきボルトの右目に開眼した白眼の亜種と思われます。
瞳力が発動するときは、瞳が青白く変色し白目黒色に染まったように見えます。
淨眼の瞳力は、まだ不明な点が多いですが、
異界由来のチャクラの経路を見分けることや、神威のように空間移動をする力があるようです。
ボルトの右目・淨眼については、
大筒木一族と忍界の関わり・経緯を踏まえ、詳細を上げてみましたので、そちらもご覧くださいね。
血継限界での性質変化
血継限界によって二つ以上の性質変化を合わせて新たな性質変化を作る能力です。
氷遁
雪一族の血継限界で、水遁と風遁を血継限界で合わせ性質変化させたものです。
空間に様々な形で氷を発現させ、攻撃防御に用いることができます。
木遁
千手一族の血継限界で、水遁と土遁を血継限界で合わせ性質変化させたものです。
木を様々な形で発現させ、攻撃・防御あるいは工作に用いることができます。
霧隠れの里の七振りの忍刀の特徴と忍刀七人衆の所有者の変遷
断刀・首切り包丁
巨大な忍刀で、血液中の鉄分を吸収して刀身を自己修復する能力があります。
かつて、この忍刀は、桃地再不斬が用いていました。
故あって、波の国で悪行を働いていた再不斬は、
任務で並みの国に入ったカカシ率いるナルト達の第七班に倒されます。
この、再不斬と白の出会いと終末の物語りは、切ないストーリーでしたよね。
再不斬の死後、鬼灯水月(サラダのDNA解析をした忍)が使いました。
余談ですが、鬼灯水月の鬼灯満月は、七刀を使いこなす唯一の忍と言われています。
所有者の履歴は、枇杷十蔵から桃地再不斬へ渡り、
再不斬の死後、墓から持ち出した盗賊が所有した後に鬼灯水月と渡ります。
第四次忍界大戦後は、
霧隠れの里で保管され、新・忍刀七人衆・尾道八朔が使用します。
大刀・鮫肌
幾重もの棘状の刃が重なった刀で、削り取ることに力点が置かれた忍刀です。
この刀は、敵の体だけではなく、そのチャクラまでも削り取る能力があります。
刀自体に意思があり、自分の意思で動き回り、
自らが認めた者以外が柄を掴むと柄から鋭い棘を伸ばして拒絶します。
判明している所有者の履歴は、
西瓜山河豚鬼から、四代目水影枸橘やぐらの命令で河豚鬼を殺した鬼鮫に渡ります。
なお、鬼鮫の策で、一時的にキラー・ビーに所有されたこともあります。
第四次忍界大戦後は、
霧隠れの里で保管され、新・忍刀七人衆・干柿屍澄真が使用します。
双刀・ヒラメカレイ
チャクラを貯め込み、それを一気に開放したり、形状を変化させることができます。
忍界大戦中から最近まで、六代目水影の長十郎が使っていました。
現在は、枸橘やぐらの血統である枸橘かぐらが、
紆余曲折を経て、双刀・ヒラメカレイの正式な所有者を承継しました。
所有者の履歴はハッキリしませんが、
長十郎が枸橘かぐらに返したいと言っていることから見て、
枸橘一族の誰の所有歴があるのかも知れませんね。
鈍刀・兜割
斧の刃と巨大なハンマーを併せ持つ鎖鎌のような忍刀です。
戦いが鍔迫り合いになったときや硬いものを切るときに、
刀をハンマーで叩き二撃目の攻撃を与えると相手を貫通し切り伏せる力を発揮します。
かつて、霧隠れの鉄槌の異名を持つ道草野餌人(あけびのじにん)が保有していました。
マイト・ダイとの戦闘で道草野餌人が死亡した後の所有歴は不明です。
第四次忍界大戦後は、
霧隠れの里で保管され、新・忍刀七人衆・笛吹巨蜂が使用します。
長刀・縫い針
針がそのまま巨大化したような形状の忍刀です。
突きさした相手を縫い合わせて拘束したり、
刀に通したワイヤーを張り巡らせて相手の動きを封じます。
かつて、霧隠れの里の追い忍であった、栗霰串丸(くりあられくしまる)が使用していました。
栗霞串丸がマイト・ダイとの戦闘で死亡後の所有歴は不明です。
第四次忍界大戦後は、
霧隠れの里で保管され、新・忍刀七人衆・蛇苺が使用します。
爆刀・飛沫
斧に巻物を組み合わせた形をした忍刀です。
斧による攻撃と併用して巻物に仕込まれた起爆札で相手を爆殺することができます。
かつて、栗霰串丸とコンビだった無梨甚八が使用していました。
無梨甚八がマイト・ダイとの戦闘で死亡した後の所有歴は不明です。
第四次忍界大戦後は、
霧隠れの里で保管され、新・忍刀七人衆・鬼柚子一朗太が使用します。
雷刀・牙
二刀で一対の双刀で用いる忍刀です。
刀の先端にある牙のような突起に雷遁を帯びさせることで切れ味を増大します。
林檎雨由利のあと黒鋤ファミリーの頭領、黒鋤雷牙が使用していました。
ただし、黒鋤雷牙と蘭丸のストーリーはアニメオリジナルですよね。
第四次忍界大戦では、穢土転生させられた林檎雨由利が使用します。
オモイと交戦し敗れた雨由利は、オモイに雷刀を託し沼に沈みます。
第四次忍界大戦後は、
霧隠れの里で保管され、新・忍刀七人衆・黒勘文淡が使用します。
アニメNARUTOシリーズのストーリー予備知識
アニメ『NARUTO&BORUTO』の舞台、忍界の国と隠れ里の関係~
ナルトやボルトの住む忍界では、国と隠れ里に完全な上下の関係があるというより、
互いに相互依存しながらも、それぞれが半独立した関係を維持して共存しているイメージのようです。
里長の選任は、隠れ里の長老の推薦を形式的に大名が承認するけど、
その後の、里の運営管理は、財政面も含めて隠れ里が独自に運営していくようです。
例えば、木ノ葉の国は大名が自立して治めているけど、
木ノ葉の国の国土の中にある隠れ里・木ノ葉隠れの里は、国とは自立して火影が治めているという感じです。
各々の隠れ里は、国や近隣の村々、或いは個人からの依頼を有償で請け負うことで財政源としています。
アニメ『NARUTO&BORUTO』の舞台、隠れ里の忍が担う任務のランク付け~
隠れ里へは、子守りから暗殺まで、さまざまな依頼が毎日のように舞い込んできます。
それらの依頼は、難易度の高い方からS~Dのランクに分けられて、依頼リストにまとめられます。
ナルトのときは、A~Dランクに分けられていたから、少し細分化されたんですね。
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
一方、里の忍は、能力順に火影~アカデミー生までのランクに分けられています。
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
里の上層部は、依頼リストの難易度区分を参考にして、各々の忍の能力・適性にあった依頼を任務として与えます。
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
下忍に登用されて間もない忍は、Dランクの任務を熟すことから始まります。
任務に習熟してきた段階でCランク任務も熟しつつ、
時期を見て中忍試験を受け、中忍に昇格するのが基本的な流れになるようですね。
上記の画像は…
依頼人:火の国大名の妻マダム・しじみ
依頼事項:迷子ペット・トラ捕獲任務
受任忍者:第七班(担当上忍カカシ、ナルト、サスケ、サクラ)
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
任務を受任した忍が、任務を成功させれば、
依頼主は里に報酬金を支払い、忍には、里から報酬金の一部が手当てとして支払われます。
中忍選抜試験の受験資格とは?
中忍選抜試験は、下忍として一定以上の任務を熟したのち、
担当上忍の推薦を受け初めて、受験資格を得るとされているようです。
試験は、一次試験から三次試験まであり、
その試験方法は、その時々によって変わるようです。
一次試験は、筆記試験やクイズ形式の問題など…
二次試験は、団体戦(スリーマンセル)での戦闘…
三次試験(本戦)は、個人戦で行われます。
試験の性質上、問題の正誤や勝敗よりも…
部隊長に相応しい忍としての本質を理解しているかを問われるようです。
また、中忍選抜試験は、他里と合同で行われます。
かつて、各里が互いに勢力争いを繰り返していた頃は、
他里や大名たちに里の力を誇示するパフォーマンスの意味合いもありました。
でも、ボルトたちの時代は、五影が互いの里を心から尊重しあっているので、
かつてのような意味でのパフォーマンス性は薄れてきているかもしれませんね。
劇場版『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』の中忍選抜試験の概要
アニメBORUTOの中忍選抜試験は、
2015年に劇場公開された『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』がオリジナルになりますよね。
『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』での中忍選抜試験はこんな感じ…
このときの試験は、忍五大国の合同試験として木ノ葉隠れの里で開催されました。
試験は三次試験まであり、
前の試験に合格できた者(班)だけが、次の試験に参加する資格を得ます。
一次試験の概略
第一次試験は、試験官サイが出題する○×問題、
設問を聞いて、正解と思う方の陣地に班単位で移動するルールで出題されました。
引用元:『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』
でも、この設問は引っ掛け問題で、○を選んでも、×を選んでも間違いなんです。
だって、そもそも忍軍師捕物帳は、第四巻までしかないから…^^;A
で、この試験の合格条件は…。
自分たちが、判断を誤ったとわかった時、
下にある墨のプールに落ちる前に三人全員が脱出できた班となります。
木ノ葉隠れの里で第一次試験に合格したのは、第七班、第十班、第五班の三組です。
二次試験の概略
続く、第二次試験は、テンテンが試験官となり、三日後に開催されます。
第二次試験の内容は、班単位で相手チームと戦い、
自分の陣地を守りつつ、敵チームの旗を取った方が勝利となる試験です。
引用元:『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』
木ノ葉隠れの里の参加者は、第七班と第十班は勝ち進みますが、
第五班は、砂隠れの里のシンキの術に敗れたメタルが、旗を奪取され敗退します。
三次試験の概略
二次試験の翌日?に開催された三次試験は、
ロック・リーが試験官を務め、二次試験合格者が一対一で戦う個人戦です。
ボルト対ユルイ ⇒ ボルト勝利!
ミツキ対トロイ ⇒ ミツキ勝利!
サラダ対タルイ ⇒ サラダ勝利!
チョウチョウ対シンキ ⇒ シンキ勝利!
引用元:『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』
木ノ葉隠れの参加者は、
チョウチョウがシンキに敗れ、イノジンもアラヤに敗れます。
のこる第七班の三名とシカダイは、第二回戦に勝ち進みます。
が、この時の中忍選抜試験、実はボルトの行動に重大な問題がありました。
中忍選抜試験は、個々の忍の実力・適性を見極める試験です。
試験の制度趣旨から、科学忍具の試用は禁止されていたのですが…
引用元:『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』
ボルトは、第二回戦でシカダイとの戦闘に勝ち進みますが、
科学忍具を使用していたことをナルトに見破られて失格になります。
ナルトは、ボルトの違反行為に対し、
試験および忍失格の宣言をしたうえで額当てを取り上げます。
そして、この直後に、
大筒木モモシキとキンシキが試験会場に乱入し、試験は中断されてしまうんですね。
七代目火影・ナルトが下忍って本当?~ナルトの中忍選抜試験(NARUTOのマンガとアニメの違い)
第48話の最後でナルトが、中忍試験受けていないから、
下忍のままだったって言ってましたが…。
七代目火影・ナルトは、下忍のから一気に火影になったのでしょうか?
原作となる漫画(マンガ)NARUTOシリーズでは…。
第四次忍界大戦終結まで、
下忍として活躍を続け、最終話で七代目火影に就任しているようですね。
ただ、アニメシリーズでは、原作となるマンガで、
描写が薄かった部分を補完するストーリーがいろいろあります。
まぁ、それで結果的に、原作と整合性が取れない部分が多々出てくるのですが(苦笑
アニメNARUTOでは、六代目火影(カカシ)が、イルカ先生の指導の元、
上忍として必要な学科(知識)を習得することを条件に上忍とするシーンがあります。
なので、アニメとして考えれば、中忍を飛び級して上忍になったと考えることもできます。
以下、アニメNARUTOシリーズを前提にして、
ナルトの二回の中忍選抜試験受験から、七代目火影に就任するまでの受験経緯を追ってみますね。
ナルトの一回目の中忍選抜試験受験は、
アカデミーの仲間と共に、担当上忍カカシの第七班のメンバーとして受験しました。
この時、ナルトは、三次試験・予選を通過し、
三次試験・本戦で日向ネジと戦い勝利しますが、大蛇丸の木ノ葉崩し事件が勃発し、試験は中断…。
ちなみに、この時の中忍選抜試験で合格者となったのは、奈良シカマルただ一人でした。
シカマルは、三次試験・本戦で、後に妻となるテマリと対戦します。
このときシカマルは、知略を駆使した戦術でテマリを追い詰めますが、
自身のチャクラ量などと対戦相手の状況を客観的に判断しギブアップしています。
中忍選抜試験が、個人の戦闘技量の優劣だけでなく、
部隊長としての資質を推し量る試験であるが故の合格例でしょうね。
さて、ナルトの二回目の中忍選抜試験受験は、
暁~ペイン戦を戦ったナルトが、木ノ葉の英雄として、里の人々に認められた後のこととなります。
このときの中忍選抜試験は、砂隠れの里で開催されました。
この時は、三次試験(本戦)で猿飛木ノ葉丸と対戦します。
ナルトの戦闘能力はこの時点で、すでに並みの上忍レベルを超えていたため、
ハンデキャップとして、ナルトは仙術使用禁止という条件付きでの受験となります。
しかし、何度倒されても不屈の精神でぶつかってくる、
木ノ葉丸の心意気に呼応して、うっかり仙人モードになってしまい失格になりましたw
そして最後の場面は、第四次忍界対戦が終結し、
カカシが六代目火影となる内々の通知が出された日のことです。
この日、ナルトは、
六代目火影の側近補佐となったシカマルに連れられアカデミーへ出向きます。
すると、アカデミーの教室では、
恩師イルカ先生(現在のアカデミー校長)とカカシが待っていました。
カカシは、ナルトに言います。
カカシ:ナルト、オマエの忍としての実力は、
もはやオレが語るまでもないだろう。
だが、この先火影を目指すなら、
まずは人の上に立ち、導くことを学ばなければならない。
それに、オマエは頭が回るし、
大抵の知略はシカマルがサポートしてくれるだろうが、
それでも最低限の知識・教養は必要だ。
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
本来、勉強(座学)が大嫌いなナルトですが、
木ノ葉丸の『オレたちライバルだろ!』っていう言葉と、
自分が木ノ葉丸に言った言葉、『火影に近道はない!』っていう言葉の元に勉強する決心をします。
この時のストーリーで、イルカ先生は、
あと二年も頑張れば、上忍になれるって言ってましたが…( ´艸`)
ナルトの性格を考えれば、
たとえ苦手なことでも、一度やるって決めたらやり通しますよね?
少し余談になりますが…。
シカマルが火影補佐になった理由は、将来ナルトが火影になった時、
彼を支えたいという決意の元、火影就任が決まったカカシに志願したんですよね。
そして、第七班の担当上忍としてナルトを見てきたカカシ…。
カカシは、時期が来た時にナルトに火影の座を譲る心積りで、
第四次忍界大戦で壊滅状態になった里復興の道筋をつけるべく、六代目火影就任を承諾したようです。
アカデミー恩師のイルカ先生、第七班担当上忍カカシ、アカデミー同期で戦友のシカマル…。
将来、ナルトが火影就任したとき、
無事責務を果たせるようにしようという三人の想いが今のナルトを支えているんですね。
木ノ葉の里の忍が大切にする火の意志とは?
木ノ葉の里には、代々大切にされてきた言葉、火の意志という言葉があります。
火の意志というのは、里の先人(先達)の人々を敬い、
彼らの思いを受け継いで、次の世代に繋げる意思のこと。
三代目火影・ヒルゼンの言葉を借りれは…
木ノ葉隠れの忍達は、皆、火の意志を持っておる。
木ノ葉を守ろうとする、強い意志のことじゃ。
この火の意思を持って居る限り…
この里に居る者は、すべて家族そのものなのじゃ。
木ノ葉の忍は、皆、里を守るため命を懸けて戦う。
この世の本当の力とは、忍術を極めた先などにはありはしない。
大切なものを守るとき、真の忍の力は現れるのだ。
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
七代目火影・ナルトが、機会あるごとに、
里のみんなは家族だから、っていう言葉とつながりますよね?
木ノ葉の里では、一人一人の忍が強い意志を持って里を守ろうとすることを求められます。
そして、利己的な心や、忍の技術的な優劣ではなくて、
利他的(里人を守る)な強い思いの先に真の力が発揮されると考えるようですね。
七代目火影・ナルトがイワベエたちに求めていたのは、
技が凄いとか、術が凄いとか、そういうことを見せることじゃなくて…。
里のみんなを思い、ひたすら忍んで、
地味に里のために縁の下の力持ちに徹する日常の忍の姿…。
そのひたむきな姿共感して、自分も里の仲間のために、
一旗脱いで頑張りたい!っていう人を増やしたかったのかも知れませんね。
木ノ葉の里の敵奇襲時の緊急マニュアル
木ノ葉の里には、敵から奇襲を受けた時のマニュアルがあります。
- 第一段階:敵の奇襲部隊の排除
もし、排除できなかった場合、直ちに第二段階に移行。
- 第二段階:非戦闘員の避難
里の各所にある避難所に女性や子供を非難させる。
避難が完了したら、第三段階に移行。
- 第三段階:里の総力を挙げて敵の排除
木ノ葉の里の忍は、第一段階がダメな時は、
次の世代につながる女性や子供の避難が終了するまでは徹底抗戦はしないんです。
木ノ葉の里の忍は、避難が完了の合図(鷹が飛びます)がでるまでは、
敵を排除するより、避難を速やかに完了するため身を挺して敵のかく乱を優先します。
そして、第二段階完了の合図とともに、
里の忍の総力を挙げて、敵をせん滅しにかかるんですね。
このマニュアル一つとっても、里人を守り、
次世代に繋げることを最重要視する火の意志に通じるような気がしませんか?
黒鋤雷牙と蘭丸コンビで忍刀七人衆になった男(カタバミ金山事件…)
黒勘文淡の父・黒鋤雷牙は、もともとは霧隠れの里の追い忍でした。
あるとき、感知能力を持った少年(蘭丸)と出会ったことが切っ掛けで、
以降、蘭丸と二人三脚で戦う方法でのし上がり、雷刀・牙を扱う忍刀七人衆になった忍です。
その後、経緯は不明ですが、霧隠れの里の抜け人となったようです。
黒鋤雷牙は、カタバミ金山の用心棒『黒鋤ファミリー』の頭領を名乗り、
逆らう里人を生き埋めにして葬式を揚げるという恐怖統治で村人を強制労働に駆り立てていました。
あるとき、黒鋤ファミリーの隙を見て逃げ出した里人が、木ノ葉の里に救済を申し立て、
下忍になったうずまきナルト、日向ネジ、ロック・リー、テンテンの四名が黒鋤ファミリー掃討に派遣されます。
詳細は省きますが、黒鋤ファミリーは、ナルトたちにせん滅させられ、雷牙は自らを雷に打たせて自決します。
ここまでのお話は、アニメNARUTOのオリジナルストーリーで…。
その後、アニメオリジナルのキャラクターだった黒鋤雷牙は、
マイト・ダイ(マイト・ガイの父)のエピソードで、原作に逆輸入される形で登場します。
このエピソードで黒鋤雷牙は、忍刀七人衆の一人として、
雷刀・牙の遣い手として、木ノ葉の里の下忍マイト・ダイと交戦し敗れます。
さて、ここで、黒勘文淡の父親黒鋤雷牙の経歴を時系列でみてみると…。
忍刀七人衆時代の黒鋤雷牙と交戦したマイト・ダイは、
ボルトの級友メタル・リーの父ロック・リーの師匠マイト・ガイの父親です。
その後、霧隠れの里の抜け人となり、
ボルトの父ナルトが下忍になって間もない頃、
カタバミ金山の事件で、ナルトたちに倒されて死亡したことになります。
木ノ葉の忍びと忍刀七人衆との戦闘
ボルトのクラスメイト、メタル・リーの父親ロック・リーは、
体術の師匠マイト・ガイに師事することで優秀な忍びとなることができました。
忍刀七人衆との戦闘は、メタルの父の師匠マイト・ガイの少年時代のお話です。
ガイは、不知火ゲンマ、エビスと作戦行道中に忍刀七人衆と交戦になりました。
ガイ等の危機に増援に駆け付けたガイの父親マイト・ダイは、
一人で忍刀七人衆と交戦し4人を撃破、息子のガイ等を守りきって殉職しました。
マイト・ダイと交戦した忍刀七人衆とその後の消息
忍刀忍刀七人衆
引用元:TV東京 アニメ「NARUTO」
枇杷十蔵(断刀・首切り包丁)
ダイとの戦闘後に抜け忍となり、暁の一員として行動しますが、
四代目水影やぐらとの交戦でうちはイタチを庇い戦死しました。
忍刀は、桃地再不斬⇒鬼灯水月へと引き継がれます。
その後、カカシが使ったから第三部隊に回収されているのかな?
西瓜山河豚鬼(大刀・鮫肌)
ダイとの戦闘後も生き残りますが、
他里への機密漏えいが発覚し元部下の鬼鮫によって抹殺されました。
忍刀は、干柿鬼鮫へと引き継がれ、
鬼鮫の死後、一時キラー・ビーが所有していましたが、
その後、喪失したと思われます。
黒鋤雷牙(雷刀・牙)
ダイとの戦闘に生き残りますが、その後抜け忍となり、
黒鋤ファミリーを名乗り、蘭丸と共にならず者軍団の長となります。
ナルトたちとの交戦で、蘭丸の自由を確認して自害しました。
黒鋤の前任の雷刀所持者は、林檎雨由利です。
雨由利は、天才的な雷刀使いでしたが、病で他界したので、
アニオリとして後日設定されたキャラである黒鋤雷牙がダイと交戦したと推定しました。
忍刀は、穢土転生で生き返った雨由利が再び用いますが、忍び連合軍のオモイとの交戦で敗れた際にオモイに託します。
通草野餌人(鈍刀・兜割)
ダイとの戦闘で死亡。
忍刀は喪失?
栗霰串丸(長刀・縫い針)
ダイとの戦闘で死亡。
忍刀は喪失?
無梨甚八(爆刀・飛沫)
ダイとの戦闘で死亡。
忍刀は喪失?
???(ヒラメカレイ)
長十郎の前任に当たるヒラメカレイ所有者が、
ダイとの戦闘で死亡したと思われますが、名前不詳です。
そして、この所有者と長十郎の間の所有者が、
枸橘かぐらの祖父、四代目水影やぐらかも知れないですね。
こうして改めて、霧隠れの里の忍刀七人衆の歴史を振り返ってみると、
霧隠れの里にすべての忍刀が揃って、七人衆が活躍したのは随分前のことになりますね。
霧隠れの里最強の忍刀使いとして里人に畏怖・尊敬?されてきた忍刀七人衆。
でも、木ノ葉の里の下忍(マイト・ダイ)たった一人に七人かかりで敵わなかったわけで…
この戦闘に生き残った忍刀使いの身になれば、プライドはボロボロだったでしょうね。
結局、生き残った三人全員が、心に傷を抱え不遇の人生を歩んだような気がします。
マイト・ダイと体術奥義八門遁甲
マイト・ダイは、体質的に忍術が不得手な万年下忍でした。
それでも、ダイは不屈の精神で体術を磨き、
20年の歳月をかけて、体内に8門ある経絡を開放する奥義八門遁甲を会得します。
経絡の8門は、一つ開放するごとに潜在的な身体能力を引き出す力が増しますが、
八門の全てを開放すると、身体自体の限界を超えてしまい、ほぼ確実に死に至ります。
ダイは、忍刀七人衆との交戦で八門すべてを開放する八門遁甲の陣を発動し
忍刀七人衆のうち4人を撃破したのち八門遁甲の陣解放の結果として殉職しました。
そして、八門遁甲の奥義は、ダイの息子マイト・ガイに受け継がれ、
ガイに師事したロック・リー(メタルの父)に引き継がれます。
四代目水影やぐらの運命と枸橘かぐらの贖罪の意思…
第27話で、枸橘かぐらは、やぐらの孫にあたり、
祖父が血霧の里と呼ばれる程に過酷な時代を築いたことに贖罪の意識を持っており、
そのことが原因でヒラメカレイを受け継ぐことを躊躇していたことが明らかになりましたよね。
でも、四代目水影やぐらが、
血霧の里と呼ばれた時代を創ってしまった背景には、ある事情があったんですよね。
そのことを少し補足したいと思います。
四代目水影やぐらは、
長十郎の一つ前の世代の人物で、三尾(磯撫)の人柱力でした。
ナルトが第四次忍界大戦のときに精神世界で対面したときのやぐらは、
枸橘かぐら似の紫色の目をした明るく無邪気な少年っぽい感じの好青年でした。
なので、本来のやぐらは、純粋な好青年だったのかも知れませんね。
ただ、水影として存命していたときのやぐらは、
ナルトが精神世界であった時とは違い、トビの写輪眼に操られ傀儡化していました。
そして、トビの思惑に操られて霧隠れの里が血霧の里と呼ばれた暗黒時代を築きます。
やぐらは、のちに白眼を移植した青の瞳力で自我を取り戻し、
暁に所属していたイタチと十蔵との交戦しますが、意識不明となり消息を絶ちます。
その後、二度と霧隠れの里に戻ることはなく、
何らかの理由で、放浪の身となり、失意のうちに他界したと思われます。
まとめ
- アニメNARUTOの関連知識を知っておくと、アニメBORUTOが100倍楽しめるぞ!
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